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参議院選挙公示。ここ数年、あまり選挙で盛り上がれなかったけれど、昨年の衆院選あたりから、また楽しくなってきた。先日の都議選もそうだったけれど、メディアの事前の予想があまり当たらなくなってきているので、開票当日まで楽しめるのもうれしい。内外ともに問題山積の昨今だけれど、とにかく、基本は、選挙だ。
それにしても今回は、予測が難しい。何しろ、衆議院で与党が過半数割れたままの状態での参議院選挙というのは、記憶にない。こうなると、政権批判のお灸を据えるだけでは済まずに、政権の枠組みが変わる可能性がある。正直、まだ、諸々検討が不足しているのだけれど、せっかくなので、各種情勢調査が出る前から予想して、選挙期間中に徐々に修正していくことにしよう。本日は、まず総論と議席予想。
<本紙:7/3現在>

◇自民党:48
1人区主体の参議院選、昔は、大逆風の時以外は、60以上取るのが普通だったけれど、長期低迷で、公明党の支援を受けても安泰とはいえない昨今。前回が直前に安倍首相倒れるという特異な状況で、大勝したので、今回は、与党50というかなり低いハードルで過半数は維持できるけれど、安心はできない状況。比例で14、小選挙区を積み上げたら34で、合計48は、けっこう高めに出たけれど、実情は、もっと厳しいのか?
外交・安保が難しい状況ということもあってか、石破内閣の支持率は、なんとか30%台を維持しているけれど、都議選を見てもわかるように、いかにも消極的支持という感じで、自民党支持者が、選挙区で自民党候補者に投票するのかどうかが疑わしい。
前回の衆議院瀬挙もそうだったけれど、選挙の顔として、幹事長がダメすぎる。小泉進次郎に代えるだけでもけっこう変わっただろうに。鈴木宗男さん復党も、本人は通るかもしれないけれど、党全体にとって、プラスにはならないだろう。東京選挙区も、武見敬三ともうひとりというなら、長野や愛媛で公募したような若い女性候補を発掘すればいいのに、今さら鈴木大地さんというのもセンスが感じられない。支持率の長期低迷に加えて、選挙戦術も拙い。
小生は、個人的には、消費税減税には、反対。ただし、2万円の給付にも反対。ほぼすべての党が消費税減税をアピールする中、反対を堂々と貫く石破さんは、その点は、えらいと思うけれど、大平さんなんかもそうだったけど、こういうスタイルは、結局、選挙で負けちゃうんだよねぇ。。。
◇公明党:13
都議選でまさかの3人落選。支持者の高齢化とともに、長期低落は否めない。兵庫、福岡あたりは、今回、どうなのか?
長年続いている主要な政党の中では、小生、唯一、公明党にだけは投票したことがない。そして、今後もないつもりだったのだけれど、地元の神奈川、一番まともそうなのは、公明党現職の佐々木さやかさんのような気がしないでもないんだよなぁ。。。
◇立憲民主党:23
都議選同様、自民党批判の受け皿として、負けはないだろうけれど、地方の1人区で共産党と候補者調整して勝ったとしても、都市部の有権者の多くは、それをヨシとしないだろう。小沢一郎くんが、あと10年若かったら、このチャンスを逃さなかったのではないかと思うけれど、今の執行部では、小勝に満足するだけで、政権交代への道筋は描けそうもない。
◇国民民主党:15
支持政党をどこか選べと言われたら、今の小生は、ここに入れる。しかし、山尾さん公認問題、須藤元気公認問題、山尾さん公認取消問題、エサ米問題、あまりにももったいなかった。結局、連合とも縁を切れないしね。
4月の段階では、NHKを辞めた牛田さんなんて100万票くらい取るかと思ったけど、ここへきて、東京は、共倒れの恐れまで出てきたよね。
◇日本維新の会:7
大阪以外では、相手にされてないだろうけど、大阪は2議席取るのかな。比例は、読みづらいけれど、前回8から半減くらいか?
◇参政党:5
参議院選挙というと、これまでも、様々な新興政党、ミニ政党が生まれては消え、その時々で、楽しませてくれたし、応援したこともあるけれど、ここは、もう一線を超えてしまった。参政党だけはダメだ。ナチスが、民主選挙で選ばれてきたというのが、今まで、なかなか信じられなかったけれど、こんな感じで出てきたのではないか。あまりにも危険すぎる。後藤翔太さんも危ない目になっちゃってるよ。オールドメディアに、ジャーナリズムとしての矜持や良心が、まだ残っているのなら、叩くべきは、石破さんでも玉木さんでもなく、参政党だよ。維新や、再生の道、保守党などで十分ヤバいと思ってたら、それを通り越して、とんでもないのが出てきた。全国津々浦々に候補者を立てるお金はどこから出てるんだ?そして、もし、文春とかまで乗っ取られてるとしたら、恐ろしいことだ。
◇共産党:4
都議選の時も書いたけれど、支持者の高齢化で展望が開けない。赤旗の読者が減って、党財政も厳しそうだ。現状をヨシとしない若い世代は少なくないだろうけど、残念ながら、共産党が選択肢に入ってくるとは思えない。東京の貴重な1議席、かつて上田耕一郎先生危うし!という時に、主義主張の全く異なる小生も、一票を投じたことがある。前回は、山添さんだから通ったけど、今回、吉良さんだと絶対安全とは言えない気もする。
◇れいわ新選組:2
6年前の参議院選挙では、障がい者の方を名簿上位に置いて2議席取って、その後も着実に支持を広げてきたようにみえるけれど、都議選は、元気がなかったし、今回もあまりめだっていない。アンチ既成政党の勢力も、全体が右傾化してしまって、支持が伸びないのだろうか?
◇社民党:1
毎回、得票率2%の政党要件だけが注目点となり、もうダメかと思われながら、毎回潜り抜けてきたけれど、福島みずほさんの出ない今回、いよいよ終了か?と思ったら、直前にやってくれた。
ラ・サール石井さん出馬。マイナンバーカード返納運動とか全く応援できないし、日頃からの左翼的言動を見るたびに、お芝居に専念してくれたらなぁ・・・と思っていたのだけれど、ここで社民党のために立ち上がるとは驚いた。そして、立候補の会見が、すばらしかった。主義主張は、全く異なるけど、がぜん応援したくなったよ。ちなみに、小生、社民党(社会党)への投票は、初めて選挙権を持った90年、マドンナブームの時に、一度だけ・・・
◇再生の道:0
昨年の都知事選の石丸ブームというのは、結局、非小池・非蓮舫ということで、彼個人の支持が100万単位で広がっているわけではないことは、都議選で分かって一安心。
◇その他:0
前回、NHK党でガーシーが当選してるんだよな。でも、参政党に比べれば、すぐに馬脚を現すだけまだ安心だったよ。保守党も、なんだか揉めてるだから、たぶん大丈夫だろう。みらいっていうのは、よくわからないし、比較的よさそうな気もするけれど、100万票までは、厳しそう。
◇無所属候補:7
山尾志桜里さん。スキャンダルのことは知らないけれど、政治家としての能力は認めてた。それにしても、ここで東京選挙区から出るっていうのがすごいね。国民民主党の一番痛いところをついてきた。恨み骨髄っていうやつだね。。。
世良公則さん。これもびっくり。保守的なスタンスのようだけれど、参政党からじゃなくてよかった。でも、昔の全国区ならまだしも、大阪では、吉本レベルの支持がないと、定数4じゃ厳しいかな。
兵庫の泉某は、嫌いなんだけど、強そう。明石で結果を出したとはいえ、何で彼のパワハラは、問題視されないんだ?
朝日のボートマッチング、消費税減税反対、マイナンバーカード推進、とか選んだら、自民党になってしまった。。。

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